公開日: |更新日:
濃く色鮮やかなネオンブルーが美しい、アウイナイト。希少性がとても高い宝石であることから、高値で取引されています。
ここでは、アウイナイトについてご紹介。アウイナイトの産地や歴史、価格などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
アウイナイトとは、ドイツのアイフェル鉱山のみでしか産出されない希少な宝石です。正式名称はアウィン、和名では藍宝石(らんぽうせき)と呼ばれており、鮮やかなネオンブルーの輝きが美しく高貴な印象。
また、アウイナイトはラピスラズリの一部に分類されており、硫酸塩やケイ酸塩、塩化物の複数成分を含む集合体です。
アウイナイトは産出量が少ないうえ、硬度が低く以前は加工が難しかったことから、ダイヤモンドやサファイヤよりも高値で取引されることがあります。現在では技術進歩によりリングやネックレスにも用いられていますが、供給量が少なく希少性が高いことは変わりありません。
アウイナイトは、フランス人鉱物学者であるR.J.アウィンが、1807年にイタリア南部のソンマ山のヴェスヴィオ火山にて発見しました。R.J.アウィンは「現代結晶学の父」とも呼ばれており、当時の鉱物学・宝石学における先駆者的な存在です。
アウイナイトは、R.J.アウィンが発見したのちに、モロッコやタスマニアなどでも産出されています。また、これまでにパキスタンでアウイナイトが採掘された報告がありますが、色が薄い・透明度がないといった理由から、「宝石質のアウイナイトを採掘できるのは、ドイツのアイフェル鉱山のみ」といわれています。
鉱物としてのアウイナイトが初めて発見されたのはイタリア南部であるものの、宝石やジュエリーに相応しい美しさをもつアウイナイトは、ドイツのアイフェル鉱山でしか採掘できません。
さらに、アイフェル鉱山であっても、大ぶりの原石を採掘するのは困難だといわれています。
ときにはダイヤモンドよりも高値で取引されている、アウイナイト。アウイナイトのなかでもとくに高値で取引されるのが、「カラー」「カラット」「透明度」「カットの美しさ」に優れたアウイナイトです。
まず、ネオンブルー(コバルトブルー)カラーが濃く鮮やかなアウイナイトは、高値が付きやすいといわれています。また、カラットも高額査定の重要なポイント。アウイナイトは小ぶりのものがほとんどのため、0.2ctを超えるとさらに高値が付きやすくなります。もしも1ct以上のアウイナイトであれば、非常に高額な価格で取引されることでしょう。
さらに、透明度の高さもアウイナイトの価値決定に大きな影響を与えます。アウイナイトは硬度が低いうえインクルージョンを含みやすいため、キズや内包物が少なく透明度が高い場合は高値が付きます。
希少性の高いアウイナイトは、クオリティが高ければ「0.1ctでも数万円以上」、「1ct以上ある場合は100万円以上」で取引されています。
アウイナイトをあしらったジュエリーであれば、加工代や地金などの価値も加わり、さらに高額な価格になるでしょう。
