宝石の街・御徒町の ダイヤ買取物語「こ・う・か」

ルビーについて知ろう!

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ルビーとは

鮮やかな赤い色が特徴的な宝石で知られるルビーは、サファイアと同じく酸化アルミニウムの結晶からできる鉱物・コランダムの一種です。同じ鉱物からできるサファイアと色が違う理由は、混ざっている不純物の種類が異なるからです。

ルビーの名前の由来は、ラテン語で赤を意味する「ルベル」からきています。インドではルビーの粉末を薬として用いてきた歴史があり、アラビアやペルシャでも病気を治すパワーがある石と考えられていました。また、ルビーは7月の誕生石で、代表的な宝石言葉は情熱や純愛、勝利です。

ルビーの産地として有名なのは、ミャンマーをはじめ、スリランカやタイ、ベトナム、カンボジア、タンザニアなど。ただし、宝飾用として使えるほど高品質なルビーが採掘できるところは少なく、ダイヤモンド以上に希少価値の高い宝石と言われています。

また、ルビーはダイヤモンドの次に硬いとされる、非常に丈夫な宝石です。その丈夫さにあやかり、ルビーは固い絆で結ばれた夫婦の象徴とされ、結婚40年目を迎えた夫婦のお祝いを「ルビー婚式」と言います。

ルビーの品質を決める要素とは?

ルビーの色

ルビーの品質を決めるうえで最も重要な要素となるのが、ルビーの色です。純粋で鮮やかな赤からわずかに紫がかった赤までが最高級のルビーの色とされ、純粋な赤い色のルビーはほとんどの市場で最高価格が付けられています。反対に価値が下がるのは、オレンジやパープルの色味を持つルビーです。

ルビーの色は暗すぎたり明るすぎたりしてもダメで、色があまりに明るいとルビーではなくピンクサファイアと判断されることもあります。ただ、ピンクサファイアはルビーに比べて手の届きやすい価格帯であることから、ピンクサファイアを好む愛好家も多く存在します。

ルビーとピンクサファイアの関係

ルビーとピンクサファイアの境目については、宝石ディーラーの間でも意見が分かれるテーマです。歴史的に見ると、ピンクの宝石もルビーとして含まれていました。文化によっても解釈が分かれ、たとえば宝石の原産国であるスリランカではピンクもルビーとしてみなされますが、そのほかの多くの国ではピンクサファイアとして分類されています。

最高級ルビーと名高いピジョンブラッドルビーとは

ミャンマーのモゴック地方で採掘される深く透明な濃い赤色をしたルビーは、その色合いから「鳩の血」という意味合いを持つビジョンブラッドという名前がつけられています。モゴック地方は良質なルビーが採れることで有名で、なかでもピジョンブラッドルビーは最高級のルビーとして評価の高い宝石です。

ルビーの最高級産地とされるミャンマーですが常に紛争の危機にさらされており、ルビーの産出量も少なくなっています。そのなかでもピジョンブラッドルビーは奇跡的な確率でしか発見されないため、非常に希少性の高いルビーです。

ルビーのクラリティ

ルビーにはある程度のインクルージョン(内包物)があるのが普通ですが、肉眼で明らかに確認できるものや透明度・輝きを損なうようなものがあると、ルビーの価値が大幅に下がってしまいます。たとえば、テーブルファセットの下に大きく目立つインクルージョンがある場合、透明度や輝き、宝石としての価値を大きく低下させる要因になります。

また、表面に達するフラクチャー(ヒビ・割れ)があると、透明度を損なうだけでなく、耐久性にも影響を与えかねません。カットや研磨、ジュエリー加工の過程でフラクチャーが拡大する可能性もあるため、フラクチャーを目立たなくする処理が昔から慣習的に行われています。

ルビーにはニードルと呼ばれる針状の鉱物インクルージョンがよく見られ、ニードルが互いに交差するものをシルクと言います。そのほか、小さな結晶や不均一な色をしたカラーゾーニング、指紋のようなインクルージョンを含んでいるものもあります。

ルビーの魅力を高めるインクルージョン

インクルージョンというと宝石の美しさを損ねる存在と思われがちですが、そうでないものもあります。

たとえばニードルが交差してできたシルクは、カット面全体に光を散乱させ、ルビー全体の色をより均一に広げるのが特徴。また、光を当てると星の形をした6条の光が出現するスタールビーも、インクルージョンによって生み出されるルビーです。スタールビーは通常のルビーと違って透明感はあまりないものの、その独特な模様が通常ルビーでは味わえない魅力として愛されています。

ルビーのカット

宝石の品質を評価する要素で、人間の技術力が唯一関係しているのがカットです。宝石の特性やデザインなどによってカットを変えることで、宝石の輝きをより引き出すことが可能に。たとえば、ルビーの理想的な形状は六角柱です。さらに、縦・横・深さのバランスが優れていると、石の奥から赤色がわき上がってくるような輝きを楽しめます。

カットは宝石のテリ・輝きに関わってくるため、同じカラット数のルビーだとしても、深さによって輝きの強さや美しさの見え方が変わってきます。また、縦・横のサイズがあまりにも小さいと、本来のカラット数より小さく見えてしまうこともあります。

そのほか、ルビーのような特殊な光学効果を持つ宝石の場合、原石からの石どりの方向も重要です。石どりでは、最も望ましい色調もしくは光学効果を示す方向が、石の正面にくるようにしなければいけません。石どりの方向に失敗すると、最上の色や輝きを引き出せず、良質な原石だとしても価値が大きく損なわれてしまいます。

ただし、カットによって重量の損失が大きくなる可能性があるため、必ずしも理想的な石どりの方向を選べるとは限りません。

基本的にはカットの形状や石の品質によって最適な比率があるので、石の個性を見極めたうえで、最適な比率でカットすることが重要です。最適な比率でカットされたルビーは美しさがより際立ち、高い評価を得られます。

ルビーのサイズと重量

サイズが大きくなるほど、ルビーのカラット単価が大きく上昇します。また、1カラット超の上質なルビーは非常に希少なため、市場になかなか出回りません。大量生産品質のルビーであれば、幅広いサイズのものを入手できます。

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