宝石の街・御徒町の ダイヤ買取物語「こ・う・か」

クンツァイトについて知ろう!

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クンツァイトとは

クンツァイトとはスポジュメンと呼ばれる鉱物の一種で、和名ではリチア輝石といいます。20世紀に入ってから世に知られた宝石で、発見者であるジョージ・フレデリック・クンツ博士にちなんで名付けられました。 その多くはライラックやラベンダーのようなピンクがかった紫色をしています。 日本では、2021年にクンツァイトが新たに9月の誕生石として指定されました。これを機に注目されるようになり、人気が高まりつつあります。

※参照元:一般社団法人 日本ジュエリー協会(https://jja.ne.jp/aboutjewellery/aboutjewellery_inner04.html

クンツァイトの歴史

クンツァイトは1902年、アメリカのカリフォルニア州のパラ地区で正体不明のピンク色の石として採掘されました。鉱物学者であったジョージ・フレデリック・クンツ博士が詳しく調査したところ、それまで知られていなかった新種の鉱物であることが分かりました。 クンツ博士の功績が称えられ、翌1903年にはクンツァイトとして命名。最近になって新たに9月の誕生石として指定されたのは、発見者のクンツ博士の誕生月が9月だったことが関係しているそうです。

※参照元:おたからや「9月の誕生石クンツァイトとは?石言葉や意味・誕生石追加の背景も徹底解説」(https://www.otakaraya.jp/contents/diamond-jewely/kunzite/kunzite-birthstone/

クンツァイトの色

クンツァイトの色の特徴は、わずかに紫を帯びた淡いライラックピンクやラベンダーピンクです。色調には幅があり、紫の濃いピンクは希少価値が高く宝石として人気があります。 中には緑色や黄色の変種もあり、グリーンのものはヒデナイト、イエローのものはトリフェーンと呼ばれます。

クンツァイトの性質

燐光性

クンツァイトは、紫外線によって発光する性質を持っています。蛍光性宝石が紫外線照射を受けたあと、暗いところでもしばらく自ら発光し続けることを燐光といい、クンツァイトには燐光性が見られます。 クンツァイトに紫外線ランプを当てて暗所に持ち込むと、しばらくほのかな輝きを放つのが特徴です。ただし、強い紫外線を長時間受けると退色しやすい性質も持っているため、太陽のもとでの使用には注意しなくてはなりません。

多色性

クンツァイトは、結晶の方位によって異なる色が現れて見える「多色性」の性質があります。そのため、見る角度によってパープルの濃いピンクをしていることもあれば淡いピンクや無色透明に近いこともあり、様々な表情を見せてくれるのが魅力。何通りもの色味で飽きずに楽しめる宝石です。

硬いが割れやすい

クンツァイトの硬度は6.5~7程度と一般的なガラスよりも硬いため、日常生活のちょっとした衝撃であれば傷つくことはありません。ただし、結晶の性質が特定の方向に沿って割れやすいため、強い衝撃が加わると縦方向に割れてしまう可能性があります。 クンツァイトよりも硬い宝石と擦れると表面に傷がつくことがあるため、他の宝石と組み合わせて身につける際には注意が必要です。

クンツァイトの産地

アメリカ

クンツァイトが最初に発見されたアメリカ。発見場所として知られるカリフォルニア州サンディエゴのパラ地域が主な産地で、現在でも多くのクンツァイトが産出されています。カリフォルニアに次いでクンツァイトがよく見つかるのが、サウスダコタ州です。 ノースカロライナ州でも産出されますが、ノースカロライナ州のものはグリーンカラーのヒデナイトが主流です。

アフガニスタン

アフガニスタンの首都であるカブールから北東部にある「ヌリスタン」という地域には、数キロにも及ぶ巨大なペグマタイト鉱脈があります。アフガニスタンでは、長年この地域でクンツァイトが産出されていました。しかし、今ではこの地域は閉山となっており、現在ではラグマン省の小規模な鉱脈で産出されるクンツァイトのみとなっています。

ブラジル

良質なクンツァイトが発見されたことで知られるブラジルのゴベルナドルパラダレス地域。かつては淡いピンクから紫がかったピンクまで幅広い色合いの良質なクンツァイトがとれる産地でした。しかし、鉱山が枯渇したため現在は閉山となっています。

ナイジェリア

トルマリンやベリル、ガーネット、サファイヤなど、数々の宝石が産出されるナイジェリアでは、クンツァイトも採掘されます。以前、産出されるクンツァイトは色の淡いものばかりでした。しかし、南部のコム鉱山から紫色の濃い良質なクンツァイトが産出されて以降、高品質なクンツァイトの産地として注目されています。

クンツァイトの価格と価値

クンツァイトの価格や価値は品質によって異なるほか、産地や色味の濃さ、発色の違いによって変わります。鮮やかな紫やピンクなど、濃い色合いのものほど希少性が高く、市場でも高く評価されます。 特に、マンガンを含んだパープリッシュピンクは、光を受けたときの輝きが鮮やかで希少価値が高い傾向にあります。 一般的に、色の淡いピンクやグレーがかった色は評価が下がりますが、淡い色は清楚な雰囲気を醸し出すため、ジュエリーとして人気があります。
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