宝石の街・御徒町の ダイヤ買取物語「こ・う・か」

アイオライトについて知ろう!

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アイオライトとは

アイオライトは、鉱物名を「コーディエライト」といい、フランスの地質学者コルディエ氏の名前に由来しています。和名は「菫青石(きんせいせき)」で、その名の通り菫色のような青紫の色合いが特徴です。サファイアに似ていることから、「ウォーターサファイア」と呼ばれることもあります。

アイオライトの特徴 ― 多色性

アイオライトの最も大きな特徴は「多色性」です。これは、見る角度を変えると異なる色に見える性質を指します。具体的には、

  • 青紫や群青色
  • 薄い茶色
  • 透明色

といった色の変化が見られます。この多色性は、光の波長の吸収が方向によって異なることで発生します。そのため、「ダイクロアイト(二色をもつ石)」という別名でも知られています。

また、アイオライトの中には「スター効果」や「キャッツアイ効果」を持つものもあり、それぞれ「スターアイオライト」「アイオライトキャッツアイ」として流通しています。

アイオライトの産地と特徴

アイオライトは世界中で採掘されており、主な産地として以下の国が挙げられます。

  • マダガスカル:発色が良く、透明感のある美しい色合いが特徴。
  • インド:サイズの大きな原石が多く採れ、比較的安価。スター効果を持つものも。
  • スリランカ:色が暗めのものや、薄く透明感の高いものが見られる。
  • ブラジル、ミャンマー、タンザニア、カナダ、イギリス などでも産出。

また、一部の産地では、アイオライトに「レピドクロサイト」が混ざった「アベンチュリンアイオライト」も見られます。これは赤茶色の輝きを持ち、独特な美しさが特徴です。

アイオライトの品質評価

アイオライトの価値を決める要素として、主に「色の濃さ」と「透明度」が挙げられます。また、以下のような特徴があるアイオライトは、「高品質」として評価されます。

  • 透明度が高く、濁りや色むらがない。
  • 菫色が美しく均一に広がっている。
  • 光にかざすと、多色性がはっきりと確認できる。

宝石品質のアイオライトは透明度が重要視されるため、不純物やクラックが少ないものほど価値が高くなります。

高品質だけではなく、中には低品質のアイオライトもあります。低品質の基準は以下です。

  • くすみや濁りが目立つ。
  • 色むらがあり、一部が暗すぎる、または薄すぎる。
  • クラックやインクルージョンが多く見られる。

低品質なアイオライトは宝石としての価値が低く、主にパワーストーンとして流通します。

また、以下のように、「特殊なアイオライト」として評価される物もあります。

  • ブラッドショット・アイオライト:内包物に鉄分(レピドクロサイト)が多く含まれ、特定の方向から見ると真っ赤に見える。非常に希少で高価。

アイオライトの本物・偽物の見分け方

アイオライトの偽物はほとんど確認されていませんが、本物であるかを見分ける方法として「多色性の確認」があります。「太陽光にかざし、角度を変えたときに色が変わるか」を判断基準として、確認します。

本物のアイオライトなら、青紫、薄茶色、透明などの色の変化が見られます。偽造品では、この特性を完全に再現することが難しいため、多色性の変化がないものは注意が必要です。高品質なアイオライトを購入する際には、鑑別書を取得することがおすすめしです。

アイオライトの価値と適切な取引

アイオライトは菫色の美しい輝きを持ち、多色性が特徴の宝石です。産地によって特徴が異なり、品質評価では「透明度」と「色の濃さ」が重要になります。偽物はほとんど確認されていませんが、高価なものを購入する際は鑑別書を取得すると安心です。

初めて宝石を売る際、品質を正しく理解することはとても大切です。アイオライトの価値を知ることで、適切な価格で取引を行うための参考にしてみてはいかがでしょうか。

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