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プレナイトの基礎知識を紹介するページです。プレナイトの特徴や産地のほか、どのくらいの価値があるのか、取引価格の目安や買取価格への影響を調べました。
プレナイトとは、ケイ酸塩鉱物に分類される宝石の一種です。原石はマスカットのような色合いと葡萄の房のような見た目をしていることから、和名で「葡萄石」とも呼ばれています。18世紀にオランダ人の鉱物学者であるヘンドリク・フォン・プレーン氏が発見したことから、彼の名前をとってプレナイトと名付けられました。モース硬度は6から6.5ほどと宝石の中では硬くはありませんが、保存方法に気を付ければ観賞用としても日常使いのジュエリーとしても楽しめます。
プレナイトは、古くから夢を見たり記憶したりする力が高まる石と信じられていました。そのため、南アフリカのシャーマンたちやスピリチュアルヒーラーたちにとっては神聖な石として扱われ、占いの道具として使われてきた歴史があります。
プレナイトが正式に発見されたのは、18世紀初頭です。アフリカの喜望峰が植民地だったその時代、鉱物学者であり植民地の総督でもあったヘンドリク・フォン・プレーンが発見し、ヨーロッパに原石を持ち帰ったことから世界的に知られるようになりました。
プレナイトの主な産地は主な産地は西オーストラリア州のノーザンテリトリーで、現在、産出されるプレナイトの約9割がオーストラリア産です。約5億7千万年前に起こったとされる火山活動によってできた玄武岩の割れ目に沿って散見され、空洞中で見られます。 他にも南アフリカやオーストリア、カナダ、中国などでも産出されます。
通常はマスカットのような薄いグリーンですが、キウイのような鮮やかなグリーンやオリーブカラーのような深いグリーンまで様々な色合いのものがあります。
産地によってはピンク色やオレンジ色のプレナイトも確認されており、白や無色、青色をしたプレナイトもあります。これらは希少な色とされており、高値で取引されています。
柔らかい布でやさしく拭き、表面の汚れや油分などを落とすだけで、十分に光沢を保てます。汚れが気になる際は、洗剤を使わずぬるま湯で軽く洗うと良いでしょう。洗ったあとはよく乾燥させるようにしてください。ただし、直射日光の下で長時間放置すると、プレナイトが退色してしまう可能性があります。直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。
また、プレナイトに硬度の高い宝石や硬い物体が接触すると、表面が傷つくおそれがあります。水晶やトパーズ、ルビー、ダイヤモンドなどの硬い宝石と一緒には保存せず、専用のジュエリーポーチに入れて保存するのがおすすめです。
ファセットカットされていないものは価格が低く、ファセットカットされたプレナイトは価値が高い傾向にあります。原石の状態であっても、葡萄の房のような形になっているものは希少性が高く、価値が高めです。
宝飾品のような加工品の場合、研磨がしっかりと行われていてツヤがあれば高品質とされています。マスカットのような淡いグリーンカラーが一般的ですが、産地によってはピンクやオレンジ色、無色のプレナイトもあります。これらは希少性が高く、グリーンよりも高値で取引される可能性が高くなります。
