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ターコイズとは、銅とアルミニウムから成る 青色や青緑色の宝石 で、別名「トルコ石」とも呼ばれます。12月の誕生石として知られるほか、古くから 神聖な力を持つ石として愛用されてきた歴史があり、パワーストーンとしても人気 です。
ターコイズは、美しい南国の海を思わせるような 鮮やかなブルーやエメラルドグリーン をしているのが特徴で、薄い水色から濃い青、青緑までさまざまな色があります。
中には黒色や茶色の 葉脈状の模様 があるものもあり、石に含まれる鉄や銅などによって色合いや模様が異なります。
ターコイズの語源は、フランス語でトルコの石を意味する「pierre turquoise」に由来するものです。古代より原産地のひとつであるペルシア(イラン)からトルコを経由してヨーロッパにもたらされたことから、ターコイズと呼ばれるようになったと言われています。
ターコイズは、その名前からトルコが原産地だと思っている人も多いでしょうが、トルコは原産地ではありません。ターコイズの主な産地とそれぞれの特徴をご紹介します。
世界最大級のターコイズ産地と言われているのが、アメリカのアリゾナ州です。アリゾナ産のターコイズは多孔質なものが多いのが特徴で、樹脂を染み込ませて石の穴をふさぐ加工(スタビライズド処理)が施されたものが多く見られます。
すでに閉山していますが、 スリーピングビューティー鉱山で採れたターコイズは、最高級 の品質を持つと評価されています。
高品質のターコイズが採掘される産地のひとつで、イラン北東部のニシャプールでは、特に色の品質が良いターコイズが多く採掘されます。ターコイズの不純物となる鉄がほぼ含まれていないものは純粋な青色に近い色をしており、「ペルシアンブルー」と呼ばれます。
ペルシアンブルーのターコイズは特に最高品質と言われており、宝石として人気です。
中国でターコイズが採れるのは、主に河北省や湖北省です。中国産のターコイズには不純物の鉄が多く含まれていることから中国語で「緑松石」とも呼ばれます。その呼び名の通り緑色の発色が強く、石の密度も低いため、それほど高値はつきません。
ただ、湖北省では比較的高品質なターコイズが採掘されることもあるようで、「フーベイターコイズ」として区別されています。
ターコイズの買取価格に影響する主な評価基準は以下の通りです。
ターコイズは、一般的に色の濃いほうが採掘量が少ないため希少性が高く、高価とされています。特に、イランのニシャプール地区で採れるターコイズはムラがなく濃い青色をしています。業界では「ロビンズエッグブルー」と呼ばれており、高く評価されます。
青緑色やグリーンのターコイズはあまり高値が付かないものの、人によっては好まれます。青色ではなく、あえてグリーン色のターコイズを探す人もいるようです。
色ムラがなく、不純物が少ないターコイズは、透明度が低く濃い色をしています。ダイヤモンドなどの宝石とは異なり、ターコイズは不透明なものほどグレードが高く評価されます。
ターコイズの中には、葉脈状のまだら模様や黒い斑点が見られるものがあります。これは酸化鉄などによって形成されるもので、マトリックスと呼ばれます。
マトリックスのあるターコイズは、模様のないものと比べてあまり高値がつきませんが、マトリックスが均一で美しいターコイズは比較的高く評価されます。
また、マトリックスの入り方でさまざまな表情が生まれるため、模様入りのターコイズでもパワーストーンやアクセサリー用として人気があります。
ターコイズは、丸いドーム型に研磨するカボションカットが一般的です。なめらかなラウンド状のドームがターコイズの色や質感、模様を美しく見せるためで、象嵌細工のために楕円形や小さく平らに加工されることもあります。
低品質のターコイズは軽く研磨しただけのナゲット状にされるため、カボションカットが施されたものは品質が高いと言えます。
ターコイズの重量は、他の宝石と同じようにカラット単位で計量されます。大きな原石は彫刻用として人気です。ターコイズは、重量よりも削り出したときの色の濃さや均一性が価値を決めるため、単に大きいからといって高値で取引されるわけではありません。
ターコイズは、採掘される産地によって色合いや模様の有無、石の密度にばらつきがあります。大きさよりも色合いの良さや均一性が価値を左右する 宝石で、不純物が含まれていないターコイズは美しい青色をしているのが特徴です。
特に、 イラン産の不純物の少ないターコイズは「ペルシアンブルー」として高く評価されており、買取市場でも高額が期待できるでしょう。
ただし、青緑色のものや模様の入ったターコイズも、色合いや模様の美しさによっては高値で取引される可能性があります。
